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展示予告

特別展
江戸浮世の美
  「江戸」という言葉は時間とその空間を意味しています。時間の面から見ると、江戸時代は関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康が江戸幕府を開いた1603年に始まり、明治維新によって幕府が倒される1868年まで続きました。空間の面から見ると、「江戸」は明治維新以前の東京の旧称です。
  「浮世」という言葉は仏教用語の「憂世」(うきよ)に由来します。江戸時代には庶民が暮らしに楽しみを求めるようになり、「浮世」は今この時を楽しみ、娯楽を求める風潮を象徴する言葉になりました。そうしたつかの間の美しいひと時は、浮世絵でよく表現されるテーマとなり、そこには現在も江戸の豊かな暮らしぶりが永遠に記録されています。
  1603年から1868年まで、250年を超える長い歳月の中、江戸時代の日本社会は次第に安定し、京都や大阪、江戸などの都市で暮らす庶民階級が都市文化と芸術を創出する主力となりましたが、その中でもとりわけ江戸の浮世絵は重要な役割を果たしました。
  本展では、こうした江戸浮世の美をご紹介するために、国内外の貴重なコレクションから屏風や巻物、版画、絵本など、多種多様な形式の作品を厳選し、「川の流れと江戸の町」・「江戸の町のひと時」・「旅の楽しみ」・「ジャンルを超えた交流」─四つのセクションに分けて、江戸の町で暮らす楽しさやその魅力をご覧いただきます。
関連情報
  • イベント日 2025-05-30~2025-08-31
  • 場所 1F S101
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